栽培日記

【美味しい桃の秘密!】芽接ぎで代々受け継いだ美味しさを次世代へ!

こんにちは、PlayestJAPANです!
気温もだんだん暖かくなり、桃の花も散って、小さかった葉の一枚一枚が力強い緑を感じさせてくれる季節になりました。

今回は、桃やシャインマスカットの芽接ぎについて紹介していきます。
今回は桃の説明です^^

PlayestJAPANでは、桃とシャインマスカットの栽培の過程で、「芽接ぎ」という作業を行っています。今回のブログ記事では、桃の芽接ぎに関する情報をお伝えします!
この記事を読んで、美味しい桃が栽培される秘密を公開しちゃいます。

芽接ぎの時期やちょっとしたポイントまで解説していますので、参考にしてみてください!

芽接ぎについて

芽接ぎとは名前の通り、土台となる台木(だいぎ)に、育てたい品種・木の芽(穂木)を接いでいく作業です!
愛情を注いで育ててきた木を継承させるというイメージを持っていただければわかりやすいと思います。

芽接ぎと言っても、秋に継ぐ芽接ぎや春に継ぐ芽接ぎ、緑の枝を継ぐ緑枝接ぎ(りょくしつぎ)、そして挿し木など、たくさんの種類の接ぎ方があります。
桃を栽培するうえで一般的な方法は、秋と春に行う接ぎ方です。

先述の通り、芽接ぎは栽培したい品種・木の継承者、いわば子孫を作る作業となります。
せっかく継承させるなら、美味しい桃を実らせる木がいいですよね!
そのためにも、前年にどの畑の、どの木/どの枝に美味しい桃が実ったかを覚えておいて、その枝を継承させるのをおススメします。
※接ぎ木を行う際には、農研機構に申請をして許諾料を支払う場合がありますので、こちらをご確認ください。

接ぎ木の方法

芽を接ぐときには、挿し木ではなく、接ぎ木と言う台木に芽を貼りつける方法を取っています。

接ぎ木(桃)| PlayestJAPAN | 山梨市
【PlayestJAPANが行っている接ぎ木の具体的な手順】

1.土台となる枝の幹に形成層が出るように葉芽を剥きます。

接ぎ木(桃)| PlayestJAPAN | 山梨市

2.葉芽を剥いた台木に合うように穂木を作ります。

接ぎ木(桃)| PlayestJAPAN | 山梨市

3.穂木を台木に接いで、接ぎ木用のテープで接ぎます。

接ぎ木(桃)| PlayestJAPAN | 山梨市

私たちの場合は、この方法の成功率が高いのでこの方法を採用していますが、様々なやり方を試してみて成功率の高いやり方でやるのが良いと思います。

桃の枝には桃になる芽と葉芽(葉っぱになる芽)があります。
台木に接いだ穂木の葉芽が伸びると、そこから枝になり、幹になって大きな桃の木になり、皆様の食卓に届きます。
穂木にある芽を桃の芽と間違えると、葉っぱが生えずに桃が実り、桃の木に育つことはないので注意が必要です!!

接ぎ木のポイント

穂木の太さと台木の太さを揃えることがポイントです。
そうすることで、互いの形成層のズレが少なくなるため、成功率が上がります。
また、穂木に葉がついていることがありますが、葉の部分を切り落としておくことが重要です。

葉がついた状態だと、切口から吸収される僅かな水分が葉から蒸散してしまい、芽が枯れてしまいます。
吸水と蒸散のアンバランスから上手く台木に定着しないこともあるため、葉を付けないか葉の部分を除去しておくことをおススメします。
接ぎ木の作業を長時間行う際には、採取してきた穂木が枯れてしまわないよう、バケツの水につけておくなどの対策を行う必要があります。

接ぎ木の際に使用しているのはメデールテープというもので、JAなどで売っています。
接ぎ木テープの代わりに絶縁テープなどで接ぐ人もいますが、テープを剝がす際に木の肌が荒れてしまうので、あまりおススメはしません。

まとめ

接ぎ木をすることによって、美味しい桃が実る木を育てることができます。
その木がまた次の木、その次の木へと接がれて、大切に育ててきた桃の木が何代にも渡って繋がっていき、美味しい桃を実らせていくことができます。

PlayestJAPANは、今年も美味しい桃をお届けできるように、日々努力しています!
皆様の「いいね!」や応援が、山梨の農業を支える、ひいては日本の農業を魅力的なものに変えていく大きな力となります。
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そういえば・・・

シャインマスカットも圃場内の一番いい枝を持ってきて、接ぎましょう!!
こちらは挿し木で行います!

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