こんにちは!
PlayestJAPANです!
桃の実も大きくなってきて、夏が始まる・・・そんな予感が迫ってくる季節ですね。
桃の成長もあれば、ブドウの成長もあります。
今回は、ブドウ(シャインマスカット)の房作りについての記事です!
ブドウの房作りとは?
スーパーや果物屋さんなど、店頭に並んでいるブドウはすごく形が整っています。
最初から綺麗な形で育ってくれればいいのですが・・・そういうわけにもいきません!
そこで、私たち生産者はブドウの形や大きさを整え、味だけでなく見た目でも楽しんでいただけるよう、手入れをしています。
その時行われるのが、房作りです!
※房作り前のブドウ
房作りの方法(その1 基礎編)
農作業を行うには、どんな作業でも時期が重要になってきます。
天候や気温によって毎年変わる作物の成長具合に合わせて、最適な時期に最適な作業を行わなければいけません。
房作りを行う時期は、ブドウの花が1分咲~2分咲の時期に行います。
やることはとても簡単で、房の先端部分を4cmくらいを残して、それより上の部分を切り落としていきます。
先端部分を切り落とすのではなく、根元部分から切り落とす理由としては、成長してきたときに軸が伸びて形が歪になってしまうためです。
また、先端部分が二股、三股に分かれている場合には、軸から素直に伸びている子を残してあげて、残りは切り落とすようにします。
最後に1つ重要なポイントとして、根元の副穂を残してあげること。
これは、この後行うジベレリン処理の際の目印となるからです!(ジベレリン処理についてはまた記事を書きます!)
※ジベレリン処理を行う回数や方法によって、残す数が変わります。私たちは1つ残す方法で行っています。
房作りの方法(その2 PJ方式編)
房作りは先述の通り、房の先端部分(主穂)を残して育てますが、PlayestJAPANでは副穂や支梗(しこう)を残した育て方をしている圃場もあります。
※主穂と副穂
4cmほどの副穂をそのまま使うことにより、ハサミで切り落としていく工程を減らし、一番手間のかかる摘粒(また記事に書きますね!)の手間も減らせるため、とても省力化することができます。
また、2日~3日ほどの細かい差ではありますが、ブドウは根元部分から開花していくため、収穫が少しだけ早くできるという理由もあります。
しかし・・・副穂を使うことで、房型が悪くなってしまったり、バランスが悪くなってしまうことがあります。
それでもPlayestJAPANが副穂を使って栽培するのには、もちろん理由があります!!
PJが副穂を使っても大丈夫な理由
上記の理由により、副穂を使って栽培する人はあまりいません。
ではなぜ、PlayestJAPANは副穂を使って栽培をし、房型が悪くなっても大丈夫か?
それは・・・
スムージーに加工をするという前提でシャインマスカットを育てているため、房型があまり関係ないからです!
生食用や贈答用の果物を作る場合には、味や見た目にももちろんこだわっています。
しかし、スムージーなどに加工をする場合には、味にはこだわりますが、見た目はそんなに関係がない。
そんな理由から、副穂を使い、少しでも作業を省力化して栽培をしていく方法を採用しています。
植物はどんどん育っていきます。
作業が1つ遅れると、その先の作業や育成に大きく影響してきます。
出荷先や用途により、最適な栽培方法で、できるだけ省力化をしながら栽培をすることが重要だと考えています。
まとめ
店頭に並んでいる状態になるまでに、様々な工程があります。
味だけでなく、見た目も良くしていくことで、”食べて美味しい、見て楽しい”を皆さんにお届けすることができます。
また、用途に適した育て方をすることで、より多くのことに手をかけていくことができるようになります。
PlayestJAPANは、今年も美味しい果物をお届けできるように、日々努力しています!
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