2019年5月、株式会社 青木商店様と業務提携を締結いたしました。
この業務提携が、株式会社PlayestJAPANの用途別省力化生産による加工栽培(省エネ栽培)を始めるきっかけとなりました。
締結にあたり、株式会社 青木商店 青木信博会長より、「用途別省力化生産がこれからの日本農業を支えていく一つの方法である」との教えをいただきました。
その中で青木会長は『今までのようなロス品を加工して販売するプロダクトアウトから、ニーズに合わせた用途別栽培(マーケットイン)』を提唱されています。
用途別栽培によって、今ある多くの農業の問題も解決
例えば、就農者の高齢化にともない、耕作放棄地が増加していく中で、どんな作目でも農家1人が耕作できる面積は限られており、既存の栽培方法では放棄地の増加に歯止めがかかりません。
しかし、視点をずらし、加工用として栽培することにより、1人当たりの耕作可能面積の制限が広がり、この社会問題にも十分対応することが可能となります。
弊社PlayestJAPANは、「これからは最高品質の果物を作るだけではなく、加工用の果物を栽培していくことが重要になってくる(用途別省力化生産)」という考えに賛同し、”低コストで、労力を減らし、誰でも簡単にできる”栽培方法(省エネ栽培)で果樹を育てることを開始しました。
PlayestJAPANの事業のスタートラインとなる、第一歩となりました。
多くの農家にとって、1人の技術者として、最高の物を育て送り出すということは誇りであり、加工を前提に栽培するという発想は現時点ではあまり受け入れられていません。特に、果樹産地では、その傾向が顕著です。
しかし、消費者に最高の物を送り出すことに加え、市場の求めているニーズ(ジュースや加工用の商品)に合わせた物を提供することも生産側にとって重要なことです。
だからこそ、今、PlayestJAPANが提唱する省エネ栽培が必要となってきます。誰でも簡単にできて、あらゆるコストも低い多収栽培を採用することで、耕作放棄地が増加している日本の農業を守り、農業を未来に繋ぐことになります。
我々は先陣を切って省エネ栽培を行い、実証し、周知していく。
これまでの栽培方法を守りながら、新たな可能性としての栽培方法を確立していくこと。
そして、次世代の就農者の柱となることを目指し、日々挑戦し続ける。