日川白鳳に続いて、わが家の桃畑では中生(ちゅうせい)品種「夢みずき(ゆめみずき)」の収穫がはじまりました!
夢みずきは、果肉がやわらかくて、甘みがとっても強いのが特長です。酸味は少なめなので、まるでスイーツのようなジューシーな桃。とろけるような食感で、一口食べると思わず笑顔になっちゃう、そんな品種です。
この夢みずき、見た目も美しくて、肌がつやつやしていて色づきもバッチリ。桃の季節が本格的に動き出すこの時期にぴったりの「主役級」なんです。

とはいえ、今年の桃作りは本当に難しかったです。特に「夢みずき」は実が落ちやすい品種なのですが、今年は例年以上にその傾向が強く、収穫前にポロッと落ちてしまう実が多くありました。うちだけでなく、周りの桃農家さんたちも同じように苦労していて、「今年は夢みずきが本当に落ちるねぇ」と、あちこちでそんな声を聞きました。
畑ではなるべく風や雨の影響を受けないように、枝の整理や実の位置調整をこまめに行い、なんとか収穫まで持ちこたえてくれた桃たちを丁寧に選んでいます。
そのかいあって、今年の夢みずきはツヤよく、サイズも立派。手にとった瞬間に「よし、育ってくれたな」と思える仕上がりです。
自然相手の農業は毎年が冒険。でも、毎年ちがうからこそ、やりがいがある。手をかけた分だけ、桃も応えてくれるのが嬉しいですね。
これから8月にかけては、また違った品種の収穫が続きますが、まずはこの「夢みずき」。とろける甘さと香りのよさ、ぜひ味わってみてください!
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