まずは🍑「摘果(てきか)」から!
桃の花が咲いたあと、小さな実が沢山付きます。最初は「いっぱい実がなるとたくさん収穫できるのかな?」って思うかもしれませんが、実はそのままだとダメなんです。
というのも、実が多すぎると1つ1つに栄養が行きわたらず、どれも小さくて甘さもイマイチ…。だから「摘果(てきか)」といって、余分な実を取っていく作業をします。
このとき選ぶのは、「形がいい」「位置がいい」「元気がいい」実。1本の枝に1〜2個くらいを目安に、他の実はもったいないけど取っちゃいます。これをすることで、残した実にたっぷり日光が当たって、風通しもよくなり、栄養も集中!大きくて甘~い桃になります。

正直この作業、けっこう悩むんですよね。「どれがいい実かな〜」って一個ずつ見ながら、何百、何千と作業します。でも、ここを手抜きすると後で「うわ〜甘くない…」なんてことになるので、毎年真剣勝負です!
次は🍑「袋がけ」!
摘果が終わったら、次は「袋がけ」です。これ、文字どおり桃の実に袋をかぶせる作業です。
なんでそんなことするの?って思うかもしれませんが、ちゃんと理由があるんです。虫に食べられないようにするため、雨や日焼けから守るため、病気を防ぐため…などなど。実は桃って、めちゃくちゃデリケートなんですよ。

写真の住田は1時間で600枚かけます。(農家さんのは大体200枚くらいです)
それに、袋の中で育てることで、肌がきれいな桃に仕上がります。外で育てるとキズがつきやすいので、見た目を大事にするためにも大切な作業なんです。
1つずつ手でかぶせていくから、地味に時間もかかるし暑いし大変…。でも、このひと手間で桃の仕上がりが変わるから、農家としては気が抜けません!
こらから本格的な桃の気合いを入れて頑張ります!!!!
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